家族に喜ばれるマイホーム探し!物件情報収集の方法と必要不可欠なライフプランニングとは?

住宅ローン減税も終わってしまうかもしれないし、住宅ローンの低金利はいつまで続くのだろう、家族のためにもそろそろ憧れのマイホームが欲しいなと思ったあなた。決意は固いものの、人生で最も大きな金額の買い物を目の前にして、いつから物件探しを始めればいいのかわからない!という方も多いのではないでしょうか?

マイホームの購入に必要な準備や期間については、以下のとおりです。

  • 家族全員の希望条件がヒアリングできているか
  • ライフプランニングと返済計画から予算を明確にできているか決められているか
  • 引っ越し時期が決まっていれば、その時期から逆算して4ヶ月から半年前

これらの条件を元に物件探しをしていきますが、引越し時期が決まっていなければ、不動産会社に条件を伝えておいて、希望条件に合う物件が見つかったら、声をかけてもらうという方法もあるのです。

この記事では、物件情報の収集の方法や流れ、良い物件情報の探し方や物件探しの注意点まで、詳しく説明していきます。

物件の情報収集の流れ

「さぁ、いよいよ念願のマイホーム探しだね、頑張ろうよ!」
「やったー!なんかワクワクするね!でも、子供の新学期に引っ越しが被らないようにしないと…」
「たしかに。あれ?ということは今から探しても遅いのかな?!」
「そうね…そもそも、物件探しから新居での生活まで、一体どれくらいの期間と予算がかかるのかも分からない!」

マイホームの購入にあたって最初に決めていくのは、希望条件のヒアリングと予算の明確化です。また、引っ越しの予定が決まっている場合には、必要な期間を逆算し、余裕のあるマイホーム探しを心掛けましょう。

引越し予定が決まってなければじっくりと、家族全員の希望条件を聞いておく

特に引越しの予定が決まっていない場合には、できるかぎりじっくりと時間をかけて物件探しをするべきでしょう。一生に一度ともいえる高額な買い物に対して慎重になるのは当然ですが、それ以上に、今後の家族の生活拠点になるわけですから、まずは家族全員がどんな条件を優先したいのか、確認していくことが重要です。

職場や学校まで近いほうがいい、駅から徒歩何分圏内がいい、公園が近いほうがいい、治安がなるべく良い場所がいい、自分だけの部屋が欲しい、テレワーク環境や書斎が欲しい、全ての階にトレイがあったほうがいい、庭や車の置き場が欲しい、買い物施設が近いほうがいい、医者が近いほうがいいなど、細かく挙げればキリがありませんが、家族一人ひとりの意見を聞きながら、これだけは譲れないという条件から優先順位を決め、物件の希望条件を明確にしていきましょう。

物件の希望条件を明確にした後は、主にインターネットの物件検索サイトなどを利用した物件探しをすることになりますが、この時、家族の希望条件などを入力して探した物件がいくらであり、どの程度の価格であるか、相場を知っておきましょう。

もちろん、希望を全て満たすような物件は高額になるでしょうが、希望条件から導き出された物件の相場知ることで、そこから、どの条件を妥協すればよいかという相談になっていくでしょう。また、希望条件を明確にしておくと、不動産会社へ物件探しを依頼する際にも役立ちます。

引越し予定が決まっていれば、余裕をもって半年前から!

もし、引越しをしたいタイミングが決まっていれば、引越しの4ヶ月前~半年前より物件の絞りこみを始めるとよいでしょう。申し込みには1~2ヶ月程度かかります。物件探しを2ヶ月行うとすれば概ね4ヶ月前で問題ありませんが、内覧や住宅展示場の見学は1日がかりになりますし、家族全員で意思統一を目指すわけですから、余裕をもって引越しの半年前から行うとよいでしょう。

なお、新築戸建や分譲マンションなどの中には、建築中の物件もあります。この場合には、入居日が数ヶ月後になる可能性もありますので、入居可能日についてもしっかり確認しておきましょう。

ライフプランニングと予算の明確化も忘れずに!

家族の希望条件を明確にする作業に合わせて、ライフプランニングについても作成しておくと、引越しができるタイミングが計りやすくなる上、予算の明確化に役立ちます。ライフプランニングとは、家族が今後どのようなライフイベントを迎え、それに伴って家計の収支がどのように変化するか、大まかに見積もったものです。

たとえば、子供の進学や、車の購入、親の介護、新居のリフォームについても、その期間と必要な費用についてあらかじめ見積もっておくことで、毎月の返済がどれくらい可能で、どのくらいの金額の住宅ローンを組むことができるのかが分かり、物件探しに重要な予算が明確になります。

特に、お子様が大学への進学する予定があれば、その時期には出費がかさむことになりますし、仕送りをするのか、それとも金銭的な援助はしない代わりに毎月の生活費は楽になるのかなど、その時期の資金計画は特に重要です。もちろん、小・中学生のお子様にとって、マイホームの場所が変われば転校せざるをえない状況になる可能性もありますので、十分に注意したいところです。

どうやって良い物件の情報を得る?

具体的な物件探しは、どのようにしたら良いのでしょうか。インターネット以外の物件の探し方と、不動産会社に物件探しを依頼する際の注意点について、確認していきましょう。

インターネット以外の物件の探し方とは?

昨今ではインターネットの普及により、多くの方々が物件の情報を得やすくなったといえます。インターネット上の物件検索サイトを利用すれば、希望条件に該当する物件を自動的に導き出してくれるのです。

しかし、このような物件検索サイトへの広告掲載は費用がかかるため、全国の全ての物件が掲載されるわけではありません。広告費をかけてでも売りたい、限られた物件のみが掲載されているといっても過言ではありません。手軽に行える物件検索サイトの利用だけではなく、新聞の折り込みチラシや、主に休日に行われている現地販売会や住宅展示会なども利用すべきでしょう。

また、不動産会社に物件探しを依頼するのも効率的な方法です。物件の中には、不動産会社の窓に情報を貼りつけておくだけだったり、不動産会社の自社ホームページにのみ掲載されるだけの物件もあります。優良物件であれば、そんな物件であっても自ずと売れていくのです。

不動産会社に物件探しを依頼する際の注意点とは?

不動産会社に物件探しを依頼しておくことで、より広範囲に、かつ専門的な知見で物件探しを行うことができます。その大きな理由としては、不動産会社は不動産業界独自の物件データベースが利用できるほか、リアルタイムで様々な情報を有しているからです。

もちろん、不動産会社によっては、自社にとって売りたい事情のある物件を勧めてくる場合もあるため、情報を鵜呑みにするのは危険ですが、インターネット上の情報と照らし合わせてみたり、複数の不動産会社に声をかけてみるなど、自分自身で情報の真偽を見比べていくことが重要です。

物件の情報探しで注意したいこと

物件探しの際に注意すべきことはどのようなことでしょうか。不動産会社と広告費の関係や売りたい物件に隠された事情について、ご説明していきます。

広告費用は原則、不動産会社の自腹!

売主から物件売却を依頼された不動産会社は、様々な手段で買主を探しますが、実は、広告を載せた場合に必要となる費用については、売主に別途請求できるわけではありません。仲介業務を行う不動産会社の報酬は、あくまでも契約が成立した際の成功報酬です。広告を出しても契約が成立しなければ、その広告費は自己負担となってしまうのです(売主からの依頼で特別な広告を行う場合に関しては、別途請求可能)。

たとえば、インターネットの物件検索サイトなどに広告を掲載すれば、多くの人々の目に触れることになりますから、効率的な集客を行うことができますが、しかしインターネット広告料は決して安くありません。SUUMO、HOMES、アットホームなど、そのサイトによって課金システムの違いはあるものの、物件1軒あたりの掲載料は毎月数万円単位になることがほとんどなのです。

そのため、物件検索サイトに公開される物件は「売りたい事情のある物件に限られる」ともいえます。どうしても売りたい事情の内容としては、売主側であったり不動産会社側であったりと様々ですが、良い条件の物件であれば過剰な広告を出さずとも売れるものなのです。

まずは自社ホームページへの掲載や物件購入希望者への提案、休日などに行う現地販売会など、安価に行える広告活動から着手し、それでも買主が見つからない場合には新聞の折り込みチラシやポスティング、最終的には物件検索サイトへの広告掲載をすることになります。

売りたい事情はワケあり物件?

過剰なほどの広告を行っている物件は、何かしらの「売りたい事情のある物件」であることに間違いはありません。ただし、その理由が現地に行かなければわからない周辺環境の問題であったり、施工不良のような悪質な事情であるとは限りません。むしろ、悪質な事情を隠すことは、法律に抵触する重大な業務違反となる可能性もあるため、少ないといえるでしょう。

売りたい事情の具体的な例としては、売主が売却を急いでいる場合(転居が決まっており、売却して住宅ローンの返済を軽減したいなど)や、不動産会社が売却を急いでいる場合(媒介契約の期間が迫っているため、期間内に成約をして仲介手数料を得たいなど)が考えられますが、不動産会社の押し売りに応じることなく、あくまでも自身の希望条件を優先するように心がけましょう。

ほしい物件があるけれど引っ越し時期まで時間がある場合はどうしたらいい?

ほしい物件を見つけることができたが、入居のタイミングが合わないときはどうしたら良いのでしょうか?一般的な入居のタイミングから、そのデメリットを考えてみましょう。

入居のタイミングは物件によって大きく異なる

契約から引き渡しまでの期間は概ね1ヶ月程度といえますが、先に記載したとおり、新築戸建や分譲マンションなどは未完成のまま販売されるケースが多いといえます。また、中古物件などで居住中の場合についても、入居可能日は応相談としている場合もあります。これらの物件は、入居可能日が数ヶ月から半年後にずれ込む可能性もありますので、注意が必要です。

引き渡しから入居までのブランクはデメリット

もちろん、売主都合ではなく、買主として引越し時期を先にしたいという場合もあるでしょう。物件の契約が終わり、物件の引き渡しまで済めば、その後の引越しについては買主の自由です。気に入った物件があれば、引越し希望日が未来日であっても、物件を確保するために先に売買契約をすること自体には問題がありません。

ただし、空き家のまま放置をすることには大きなデメリットがあります。木造の戸建の場合は特に、空気の入れ替えを行わなければ家が傷みますし、住み始めてから物件の施工不良に気付く場合もあるのです。もちろん、施工不良については売主側の義務として修繕してもらえますが、この保証期間については期限が決められています。もっとも、住宅の種類によって保証期間が長いものもありますが、中古物件などは保証期間が限定されている場合もあります。引き渡しから入居までの期間に長いブランクがあることは大きなデメリットととらえるべきでしょう。

おわりに:ライフイベントを見据えて効率良いマイホーム探しを

マイホーム探しは一生に一度ともいえる大きな買い物ですから、進学や転職、出産など家族のライフイベントによっては、そのタイミングがある程度決まっていくものです。まずは家族全員の希望条件を漏れなくヒアリングし、収入を考えながら、購入できるマイホームの予算を明確にしていきましょう。

こちらの記事では、予算の立て方について詳しく解説しています。無理のない返済プランが立てられるようにチェックしてみてください。

また、インターネット上の物件検索サイトから物件探しをするのも手軽な方法ですが、掲載される物件は限られていることを念頭におき、専門家である不動産会社への相談も活用するとよいでしょう。

この記事を監修した人

宅地建物取引士小林弘卓

長野県軽井沢生まれ、群馬県高崎市育ち。教員免許を取得したのち、教育関係の仕事に従事も、現場にて母子家庭や貧困家庭を目の当たりにし、何か役に立つことはできないかと決起。ファイナンシャルプランナー2級およびAFP、宅地建物主任者の資格を取得後、家計のやりくりから投資運用などお金のアドバイスだけではなく、様々なお悩み事を第3者の視点でアドバイスすることを目的とした「トータルアドバイズ」代表として活動。九星気学鑑定士としての人生相談も好評を得ている。

個人ブログ:https://ameblo.jp/total-advise-company/

関連記事